「篤き人 植木博子」
はじめに
大手ゼネコンである大林組の創業者について書かれている本です。
全て実話になっていて、大林組の成り立ちについて知ることが出来ます。
建設業界に興味がない方でも、楽しい内容の本になっていると思います(*^^*)
あらすじ
不景気により沈んでしまった実家を何とか立て直すために、丁稚で学んだ経験を生かして当初は呉服屋を始めますが、すぐに失敗してしまいます。
しかし、これからは請負業が盛んになると肌で感じた主人公(大槻甚五郎)は単身大阪から東京に行き、請負業を学びます。
それから、請負業で大阪を盛り上げようと奮闘していく物語です。
苦難を乗り越え少しずつ成長していく甚五郎の姿は心に響くものがあり、とても感情移入してしまいました!
読みどころ
・主人公の大槻甚五郎の人柄がとにかく良くて人として学ぶことが多いです。
・そんな人柄に惹かれて多くの人が彼に力を貸したいと思うようになり事業を成功へと導いていきます。
・また、たくさんの困難が大槻甚五郎を襲うのですが、普通の人なら到底真似しないような彼らしい解決策を取り、解決していきます。
最後に
どんな会社にも創業者の熱い思いが詰まっていますが、僕たち消費者が普段そんな思いを感じることは少ないでしょう。
創業者はこんな事を考えて必死に会社を支えて来たんだなと感じる部分が多くありました。
主人公が非常にかっこいいので、ぜひ読んでみて下さい(*^^*)
- 作者: 植木博子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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